タテマンガ限定!!ジャンプTOON NEXT!新人賞
202512
20262

結果発表マンガ賞の詳細はこちら

2025年12月
2026年2月

silver

REWARD

賞金30万円

「ジャンプTOON」掲載確約

唯我独尊系吸血鬼!伴さん!!

海老徒しゃこ

近所で起きた妊婦殺害事件。“犯人は本物の吸血鬼のようだった”という証言の直後、小学生・光輝の家に現れたのは、本物(?)の吸血鬼で──。

作品を読む

編集部コメント

全体的な読みやすさとまとまりが評価され、最終候補作の中で頭一つ抜けた完成度だった。コミカルなセリフ回しや演出のセンスは光るものがあり、主人公・光輝と伴さんが疑いから信頼へと変わっていく関係性の変化も丁寧に描けていた。絵柄も端正で、吸血鬼キャラを面白く見せようという意識も随所に感じられる。欲を言えば、「傲慢な吸血鬼」という設定自体はありふれているだけに、伴さんならではのオリジナリティがもう一段加われば、さらに作品の強度が増しただろう。

bronze

REWARD

賞金10万円

スナップショットガールズ

浅山猫背

祖父の遺品整理に来ていた朝倉ひので。そこで見つけた一台の古いカメラがきっかけで一人の風変りな少女と出会い、"スナップ"という世界を知る──。

作品を読む

編集部コメント

絵の雰囲気の良さは今回の賞で随一で、ゆるく抜け感のある線とおしゃれなデザインセンスが光った。表情のかわいらしさや台詞回しも好印象だった。一方で、キャラクター同士の感情や関係性の描写がもう一歩。テーマが見えづらかったので、「何を伝えたい話なのか」をより意識できれば、持ち前の画面の魅力がさらに生きてくるだろう。

マレビト

Yukichi

「先日助けていただいた者です!」 一人暮らしの高校生・冬城羽月のもとに突然現れた超イケメンな犬系の男の子は、実はシベリアンハスキーで…!?

作品を読む

編集部コメント

洗練された画風は今回の応募作の中でも際立っており、クール美女×犬系イケメンという組み合わせのおいしさも伝わってきた。一方で、犬男子が現れても主人公の感情がほとんど動かず、読者が一緒に喜べる展開まで描き切れていなかったのが惜しい。主人公のリアクションをもっと豊かに描けると、画面の魅力がさらに生きてくるはずだ。

新米キューピッドはまぬがれたい

木耳 嵐

恋を成就させるのが仕事のキューピッド。新人の主人公は、天使を食べる悪魔がいると噂される魔族領に、たったひとりで配属されてしまい…!?

作品を読む

編集部コメント

恋のキューピッドを「仕事」として描き、様々な世界に派遣されるという設定の秀逸さが光った。やわらかな雰囲気と可愛らしい画面づくりも好印象。ただ、魔族領のディテールが薄いなど設定を生かしきれていない部分があり、物語も動き出す前に終わってしまったのがもったいない。設定の旨味を引き出しながら起承転結を描き切った作品を次回は見せてほしい。

ミリパチ

手羽ユーイチ

昼間からパチンコ店に入り浸る主人公。負けた腹いせに弾いたパチンコ玉が通りすがりの子どもにあたってしまう大失態に怯えていると…!?

作品を読む

編集部コメント

ダイナミックな表情描写とコメディのセンスに独自の魅力があり、冒頭から先を読ませる勢いがあった。崩したデザインや絵の見やすさも好印象だ。一方で、キャラの勢いが先行するあまり、読者が感情移入できる導線が不足しており、置いてけぼりになってしまう場面が目立った。読者の視点を意識しながらそのパワーを発揮できれば、さらに魅力が増すはずだ。

編集部総評

今回は若い作家が多く集まり、新人賞として活気のある回となった。それぞれが自分の描きたいものに真摯に向き合っていたことを嬉しく思う。その中で準大賞の『唯我独尊系吸血鬼!伴さん!!』は、コミカルな演出と読みやすいストーリー構成で、読者の期待に誠実に応え続けた点が高く評価された。一方で、キャラクターや世界観の導入までは描けていても、起承転結をオチまで描き切れていない作品が目立った。また、勢いや雰囲気はあるものの、読者が感情移入できる導線が不足している作品も多かったように思う。自分の個性を大切にしながら、読者にどう楽しんでもらうかという視点も意識してほしい。

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